
謹賀新年 | 動因
時代は、
変化を語る言葉に慣れすぎたように感じます。
危機、転換、再編 -
どれも既視感のある語彙として消費され、
実際には、何が動き、何が止まったままなのかは曖昧にされたままです。
・
本質は、
出来事ではありません。
"動因である"
なぜ動いたのか。
誰が動かしたのか。
そして、次は誰が引き受けるのか。
世界は偶然では動かない。
意思と判断の累積だけが、構造をずらし中心を移動させます。
・
現在の停滞は、力の欠如ではなく、
覚悟の先送りによって生じています。
安全圏からの評論は増え、
責任を伴う決断は減りました。
しかし、均衡は放置によっては保たれません。
必ず、誰かの選択によってのみ更新されます。
・
動因とは、自らを起点にする意思です。
午(馬)は、命じられて走るのではありません。
走り出した結果として、周囲を動かしていく存在です。
丙午の年は、静かな決断が、
連鎖的な運動へと転化します。
その火種は、目立たぬ場所にこそ宿ります。
・
一馬当先
"流れを読む者は多い" "流れを生む者は少ない"
2026年、
流れの外側から語る立場を離れ、
意思をもって因を置く側に立つ。
動いた理由を、他者や環境に委ねない。
その覚悟こそが、次の秩序を形づくると信じて-
・
今年も熱量のあるお付き合いを、心よりお願い致します。
令和丙午