様々な方々とお会いさせて頂く中で、各ジャンルで素晴らしい才能に出会う事がある。
上手に形容できないが
「この人は明らかに超えている」
と感じる事がある。
その圧倒的な才能とは、正対した時に嫉妬や怖さ、自信喪失等の人間臭い感情をまるで嘲笑うかのように
"純粋な嬉しさ"として僕に目の前の現実を提示する。
ある友人にはその現実を "嬉しさ"と捉えられる僕を称賛する言葉も頂いたが、同時にその嬉しさすらも当人の才能によって"感じさせられていた"と気付くのだった。
当人は対話の中で、その域に達するまでに払った代償や、痛みの大きさ、その素養と教養を構成する別次元の日常性を容易に想像させてくれた。
その壮絶な痛みを知っているからこそ、当人から発せられる言葉には角がなく優しさを纏って僕の胸にスッと入り込む。
当人が幾多の壁を乗り越えて今存在していること
僕に新しい感情を授けてくれたこと
これが"純粋な嬉しさ"を感じた根源だ。
僕の全人格を持ってこの出会いに感謝する。