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令和
令和_e0149941_12020750.jpg

新元号『令和』が発表された。

自分の中では、まだ平成が終わる実感はないが、令和という新しい時代に対する期待は高まっている。


「初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫す」

菅氏によると、新元号の出典は、日本最古の歌集「万葉集」の「梅花(うめのはな)の歌三十二首」。日本の古典に由来する元号は初めて。

「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味を込めて。



自分が前向きな気持ちになったのは、令和という新元号が提案として素晴らしかったからだ。

自分的には100点満点に近い。こんな大仕事をやりのけた関係者の方々を本当にリスペクトする。


おそらく自分が新元号を企画して提案する機会は無いだろうが、普段の仕事の中で何かを企画し提案することは誰しもあると思うので、なぜあの新元号発表が素晴らしかったか。

それは…


1. 提案する側とされる側に緊張関係がある。

生中継をつける前までは「新元号かぁ」くらいの感覚だったのに、11時半になると、見ていたほとんどの人がなんだかソワソワし、緊張していたように思う。

(あの菅官房長官もロボットのように硬くなっていた…)

数十年使うことになる時代の代名詞だから仕方ない。

ただ、ここで大事なのはプレゼンテーションには緊張関係が必要ということ

ナアナアでやるプレゼンからは良いものは生まれない。

お互いに、これに懸けているんだという気持ちがあって、切磋琢磨が起き、良い企画に仕上がっていく。

忘れがちだが、提案前の期待づくりこそ第1の勝負ポイントだと思う。



2.相手の予想を裏切り、斜め上を提案する。

令和と発表されたとき、多分多くの人が「え…」となったと思う。

声の発表だけでは聞き取れないくらいには予想外だったし、掲げられた後にも一瞬シーンとした。

メディアでの事前予想を見ていたからか、多くの人は「なんで安じゃないの…」とか戸惑っていた。

しかし、次の瞬間じわじわと「実はいいんじゃない?!」と感じるようになり、どんどん令和いいね!の声が増えていった。

気がつけば、自分の周りはみんな前向きになっていた。

この斜めの企画こそが提案の本質だと思う。自分自身それは常に意識している。

相手の考えてる範疇のことのほうが下手に引っかかりは生まれないので提案としては通りやすい。

しかしそれでは提案する側の存在価値はほぼないし、何より感動は生まれない。

正論でたどり着く一次アイデアを捨てて、「は?」と一瞬思われることを恐れずにジャンプする。

それを堂々と提案し、「おーこの手があったかぁ!」と膝を打たせる。これがいい提案だと思う。

新元号がメディアトレンドを読みながら(つまり相手の思考範囲を先回りしながら)サプライズと納得のギリギリ地点を狙ったのはその好例だ。



3. 提案が遊ばれ、二次創作を生み出す。

いま世の中には、次々と令和グッズが誕生し、言葉遊びが生まれ、菅官房長官のコラージュ写真が出回っている。

これはもう国民全員の関心ごとだから、そうなってしまうわけだが、いい企画提案というのは二次創作を生むものだと思う。

ネーミングに関しての提案が、プロダクトのデザインに派生したり、新しい店舗の作り方につながったり、外とのコラボレーションを生んだり。

そういう発想を連鎖し、その輪を広げていくのが良いプレゼン。自分がソーシャルイシュー起点でVISIONを描くのも同じ理由だけど、受け手がそういう二次創作に参加することで同じチームになれる。

そこまで計算して提案すると結果は大きく変わってくるはずだ。


これが令和の新元号発表をアナロジーにして、すばらしい企画提案の3条件。


ただ「そもそも元号なんて必要なの?グローバルスタンダードの西暦でええやん!」と思っている人もいると思う。

自分もそう…だった。


今年が平成何年か覚えられなかった自分も、半分その気持ちはあったが今は違う。

やっぱりこういう見、非合理的な文化こそが、オリジナルな空気をつくり、国や時代に輪郭を与えていく。

何もしなくても資本主義と技術革新によって、あらゆる物事が合理的・画一的になっていく中で、こういう文化を残して楽しめるかどうかは、大事だし、ある意味で自分らの教養が試されているんだと思っている。



新しい元号は、4月30日の天皇陛下が退位に伴い、新天皇が即位する5月1日午前0時に施行される。

1989年1月8日に始まった平成は、2019年4月30日をもって、30年113日の歴史に幕を閉じることになる。



by kotanimasafumi | 2019-04-06 12:07 | つぶやき | Comments(0)
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