相田みつをさんの詩
『受け身〜負ける練習〜』
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柔道の基本は受身
受身とは投げ飛ばされる練習
人の前で叩きつけられる練習
人の前でころぶ練習
人の前で負ける練習です。
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つまり、人の前で失敗をしたり 恥をさらす練習です。
自分のカッコの悪さを
多くの人の前で ぶざまにさらけ出す練習
それが受身です。
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柔道の基本では
カッコよく勝つことを教えない
素直にころぶことを教える
いさぎよく負けることを教える
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長い人生には
カッコよく勝つことよりも
ぶざまに負けたり
だらしなく恥をさらすことのほうが はるかに多いからです。
だから柔道では 初めに負け方を教える
しかも、本腰入れて 負けることを教える
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その代り
ころんでもすぐ起き上がる
負けてもすぐ立ち直る
それが受身の極意
極意が身につけば達人だ
(以下省略)
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