この時期の卒業設計や修士設計など建築学科にはとっては一大イベント。
大学や大学院で今まで培った思いをぶつけ、形にする。
何ヶ月もかけたものすごいボリュームのリサーチやアイディアには感銘する。
あちこちで開かれるそれらの設計展には足を運ぶようにしているのですが…
どれももちろんとても頑張っていて、自分の卒業設計を思い返したらその熱量も密度もクオリティも全然かなわないのですが。
学生の設計は実際に建つわけではないので、何を基準に評価するべきかいつも悩むところ。
やはりいつも思うことは一緒で。
これから社会に出て設計をする方にはぜひ社会性を身につけてほしいのです。
リアルな設計では自分の中ではなく相手の中から課題を見つける必要があります。
そのためにはきちんと人の話が聞けて、きちんとプレゼン(お話し)できる基本的な能力が必要。
その能力は社会に出て身につけようと思ってもなんだか遅い気がしていて、基礎はもっと若いうちに身につけなければいけないと思うので。
そう考えると自分の子どもたちに社会性が身につく環境を用意できているか・・・我が身を振り返ったりもします。
自分も、もっともっと頑張ります。